ハーブを育てていると様々な書籍を見たり、ネットでの情報を検索したりします。その中で「高温多湿が苦手」などの文言を見かけます。
高温多湿って一体何?高温多湿になるとどうなるの?
私がハーブを育てはじめた当初に直面したことを交えて高温多湿下のハーブの状況について綴っていきたいと思います。
高温多湿とは?
気温が30℃以上、湿度70%以上の状態を指します。
我が国では梅雨時期がそれに該当します。秋も長雨シーズンがありますがやはり高温多湿環境になると思われます。
私の住む関東地方では例年6月の中旬くらいには梅雨宣言が出るのでその前後から雨が続くことになります。
じめじめして過ごしにくい時期です。
葉が密集すると蒸れを起こす。
葉が密集すると空気の流れが妨げる原因にもなり湿気がこもってしまいます。
この高湿度の環境は葉が正常に呼吸や水分の調節が行えなくなりそこから細菌やカビが繁殖し葉が弱ってしまい腐ったりします。
特に春先からの成長期で葉が生い茂り、風通しも悪化していくことにもなるのです。
梅雨前には剪定を
ラベンダー以外にもローズマリーやタイム、レモンバームなどヨーロッパ原産のハーブでは冬に強い反面、高温多湿の環境には弱い側面があります。
イングリッシュラベンダーやラバンディンラベンダーでは6月に開花を迎えることになります。高温多湿という環境に加え、開花(開花や種に栄養を注ぐので株が弱りやすい)という非常にデリケートな状況になります。
夏を越すためには花を収穫しつつ全体の剪定もしておきたいところです。
おわりに
今後雨の予報が増えてきました。本格的な梅雨時期に備えて剪定の作業が忙しくなりそうです。5/30現在ではまだこれから咲こうとしているラベンダーグロッソもあるので、タイミングをみて収穫、剪定をしていきたいと思います。