敷地内にある納屋の解体工事をしました。
元々は昭和の半ば頃まで亡き祖父母が住んでいた住宅でかつては養蚕をしていたり、納屋としては大工道具(祖父は大工でした)や材木の置き場所として利用していました。
今回解体工事を決断した理由としては、老朽化が進行して屋根や床が腐り雨漏りもひどく、いつ瓦屋根が落ちてくるかわからない状態でした。
さすがにここを改修して住もうという気にはなれず解体を決意しました。
解体業者を選定
個人での解体は到底厳しいので、やはりプロに任せたいところ。たまたま同級生が解体業者の社長をしており、電話してみることに。
30年ぶりくらいに再会した同級生は、せっせと建物を確認。
見たこともないレーザー光線を放つ機械で建物の寸法を確認し、建物内の残置物を確認したうえで見積書を作成してもらいました。
その後、工事日を設定してもらいました。
複数の業者に見積もり依頼しても良かったのですが昔の馴染みでもあり一社で決めました。
解体工事までにしたこと。
業者からは、「電線だけは切っておいてね」と告げられ、ここも電気関係の方に来てもらい家屋に入る電線をカットしてもらいました。
汲み取り式のトイレも清掃業者さんに汲み取ってもらいました。
家屋内に残る残置物も当時のまま、というか物置小屋と化していたのであらかじめ必要な物と不要な物を仕分け作業をしました。
金属類やケーブル類、かつて使用していた電動工具などは産廃業者に引き渡したり、紙類とくに段ボールなども多量にあったので自分達で処分できるものは市のクリーンセンターに軽トラックを往復させました。
廃棄が困難な家具類や粗大ごみ、特に一番多かった材木は解体業者に廃棄依頼することにしました。
解体工事開始
「だいたい10日くらいを見といてね。」と言われました。
解体なんて初めてなのでどう進行していくのかわくわくしながら初日を迎えました。
家屋の周囲にはパイプで足場が組まれ、白いビニールで覆われました。
いきなり解体が始まるわけではなく、残った残置物の回収からスタート。
使わなくなったテレビやガラス、アルミサッシ、他にもいろいろなものが分別していきます。
解体2日目
初日は分別作業で終わりました。常時4~5人で作業されていました。
室内には材木だけが残り2日目からは屋根瓦を落としていきます。瓦も相当あったのですが手慣れた作業員たちはあっという間に瓦をトラックに落とし込んでいきます。
解体3日目以降
瓦がすべて取り払われるといよいよ重機の出番。納屋を崩して、廃材をトラックに載せるを繰り返していきます。重機を巧みに操る同級生。廃材は極力小さくしてトラックに満載してくれます。トラックの往復が多くなるとそれだけ手間もかかるのでそこはさすがにプロ。
作業員が役割分担しトラック上で廃棄物をさらに細かくしていきます。
5日目まででほとんど納屋は解体されました。
解体6日目
建物の解体は終了し、基礎の解体になります。
ここも重機での作業が続きます。ひたすらコンクリートを解体していきます。
ちなみに作業日はほとんど雨でした。ここまで来ると終わりが見えてきますね。
ちなみにこの穴倉は深さが3mくらいあり梯子がないと登れません。
落ちたら大変です。
全てを撤去したのち、重機で土地を踏み固めてくれました。
作業終了
7日間の作業が終了し見事更地となりました。
ここにはビニールハウスなどの作業場を建てたいと考えています。
土地が若干斜めなのでまずは土を入れて平らに馴らしてからかな。
おわりに
前々から解体を考えていたのでようやく一安心。なかなか味わえない経験でした。
今後の活用はもう少し考えてから決めたいと思います。