8月からバジル栽培は可能です。

バジルはシソ科熱帯原産の多年生ハーブです。暑い時期を好むハーブなので真夏の陽射しにも負けず、むしろ暑い環境下のほうが育てやすいハーブです。

私は春先の5月に種まきから育てています。その後追加で種まきはせず、成長したバジルを適宜摘んでいます。

8月に種まきしたバジル

8月に種まきをした理由は?

普段通り成長したバジルがあれば8月に種を蒔こうとは思いませんでした。

7月下旬に豪雨の影響でバジルが根元から折れてしまいました。まだまだ収穫したい気持ちだっただけに残念でした。もうこれで今年のバジル栽培は終わりだなぁ…と思っていましたが、倒れたバジルを見て「もしかして挿し芽で復活できる」のでは?と思い立ち、倒れたバジルの先端を摘んで挿し芽にしてみました。

バジルは前述の通り暑さには強いハーブです。並行して種まきもしてみよう!ということで8月1日に種を蒔きました。

気温が高いので種まきの翌日に発芽しました。

挿し芽のバジル

以前水挿しで5日で発根したこともあり、35℃以上の環境でも発根してくれると考えていました。今回はバーミキュライトをセルトレイに充填し挿し芽をしてみることに。

暑さで土が乾くと挿し穂が萎え、腐ってしまう恐れがあるので日中は底面灌水をさせて様子を見ることにしました。直射日光は避けつつ、いわゆる明るい日陰が確保できる場所に設置し観察をしていくと、やはり1週間以内に発根してくれました。

日中底面灌水で水切れを防ぎ1週間で見事発根。

種まきしたバジルの行方

8月という季節柄、連日日中はかなりの暑さになります。発芽したバジルの害虫対策もしないといけません。5月の頃はまだバッタの姿はありませんでしたが、8月ともなるといたるところでバッタの食害が目立つようになってきます。もちろんバッタだけではありませんが、幼い葉をすぐに害虫被害で失うわけにはいきません。

100均で購入した食卓カバーがちょうど良かった。

徒長させないように

セルトレイの水切れも懸念点でしたが、なにより過剰な水やりや日陰環境、無風状態は苗の徒長の原因にもなります。徒長苗は虚弱で害虫に対する抵抗も弱く環境変化で弱りやすくもなります。対策としては、

  1. 日中は陽射しを浴びるようにする。
  2. 過剰な水やりはしないが土の渇き具合は常に確認。
  3. 虫除けの食卓カバーは外さない。

夕立の心配もあり、日中は屋外に出し夕方は屋根のある場所へ移動させるように管理しました。

発芽から7日経つとだいぶバジルらしくなってきます。成長は早い。

鉢上げ

順調に成長するバジル。特に害虫被害もなく成長してくれています。

多少徒長気味になってしまいましたが、今後の成長に期待したいところです。

やや徒長気味。

種まきから2週間もすると葉が重なるようになってきました。露地に植え付けする前に鉢(ポット)上げをしていきます。そこでもう少し成長させてから地植えにしていこうと思います。

水はけの良い土に緩効性肥料を入れてポットへ植え替えました。

一足早く挿し芽の苗は植え付け。

挿し芽から発根した苗はポット上げはせず、そのまま植え付けました。

株間30㎝で植え付けました。

こちらも害虫に狙われること必至なので、寒冷紗トンネルを作り害虫対策。

不安定な天候は気になるところですが、あとは元気に育つことを祈るのみ。

種まきのバジルはもう少しポットで様子をみてから植え付けることにします。

ラベンダーの夏越しに失敗した理由は?

ラベンダーは美しい香りを持つ低木草で、地中海原産の多くの品種があります。しかし、日本の暑い夏はラベンダーにとって厳しい季節です。なぜなら、ラベンダーは高温多湿に弱い性質を持っているからです。以下に、ラベンダーが夏を越すためのポイントと失敗しないための対策を紹介します。

6月に開花したラベンダーグロッソ



夏越しのポイント

  1. 剪定(切り戻し):6月に花をつけて葉が大きく伸びるため、風通しを良くするために剪定を行いましょう。株全体をすっきりさせ、蒸れを防ぐ効果があります。

  2. 日陰をつくる:直射日光を避けて風通しの良い半日陰に移動させましょう。特にレースラベンダーは日差しに弱い品種です。

  3. 水はけのよい土を使う:ラベンダーは乾燥した土を好むため、水はけの良い土を選びましょう。重たい土は根腐れの原因になります。

 

では剪定をしないとどうなる?

開花したラベンダーをそのままにしました。6月の中旬頃までには剪定しておきたいのですが、この時すでに7月下旬。花穂は黒くなり花茎は茶色くなり、枝の一部は枯れこんでいました。新芽もありませんでした。

この弱ってしまったラベンダーを見て水やりをすると却って弱らせてしまいます。

前述の通り、水が不足して弱ってしまったわけではないからです。

花をそのままにし枯れている。

まず剪定をする。

花茎とともに全体を剪定していきます。枯れてしまった枝は取り除いていきます。

この状態のまま放置するとさらに事態は悪化します。

辛うじて新芽のある枝は新芽を残して枝を剪定しました。

枯れた枝は根元から剪定。新芽はありません。

おわりに

花をそのままにしてしまうと株全体が蒸れ、さらに開花のストレスにより枯れこんでしまいました。他の株は花後に剪定を行いましたが、そちらはすでに(7月下旬)新芽が増え新たな成長に入っています。

ラベンダーにとって夏は過酷な時期となりますが、適切な剪定をすることで夏を越しやすくなると考えます。

剪定後のラベンダー

 

バジルの育て方ガイド

バジルとは?

バジル(スイートバジル)は、イタリア料理には欠かせないハーブの一つです。爽やかな香りと豊かな風味が特徴で、パスタやピザ、サラダなどに幅広く使われます。日本では一年草として扱われることが多いですが、適切な環境で育てれば長期間楽しむことができます。

独特の風味を持つバジルはお料理に活躍してくれます。

栽培環境

バジルは日当たりと風通しの良い場所を好みます。温暖な気候を好むため、気温が20℃以上になる春から夏にかけてが最適な栽培時期です。地植えの場合は、遅霜の心配がなくなる5月以降に植え付けると良いでしょう

株間は30㎝程度空けて地植えにしました。

土作り

バジルは保水力の高い有機質に富んだ土を好みます。地植えの場合は、保水性の高い培養土や完熟堆肥を混ぜ込むと良いでしょう。プランター栽培では、野菜用の培養土やハーブ用の土を利用するのがおすすめです。

強い酸性土壌は苦手なため、植え付け2週間前くらいに苦土石灰を撒き耕しておきます。

種まきと植え付け

バジルの種は光発芽性なので、覆土は薄くし、十分に水を与えます。発芽には20℃以上の温度が必要です。苗を植え付ける際は、茎が太く節が詰まった健康な苗を選びましょう。

セルトレイに種まきしたバジル。本葉が5枚以上になったら植え付けます。

植え付けから2週間ほどしたら間引きを行います。茎が太く育ちの良いものを残し2本にします。その後さらに2週間後に1本にしてあげます。
間引きした苗は別の場所に植え付けることができます。

水やりと肥料

バジルは水を好みますが、過湿には注意が必要です。鉢植えの場合は、表面の土が乾いたらたっぷりと水を与えます。肥料は植え付け時と生長期に有機質の緩効性肥料を与えると良いでしょう。

鉢植えの場合は雨のかからない場所に設置しておくとよいです。

梅雨時期や夏場などの極致な豪雨や断続的な雨により過失状態となる恐れがあります。

摘芯と収穫

草丈が20cm程度に成長したら摘芯を行い、わき芽の成長を促します。摘芯を繰り返すことで収穫量が増えます。収穫は必要な分をその都度行い、早朝か夕方に収穫すると香りが良いです

摘芯をすることで脇芽が成長し葉が増えます。

病害虫対策

バジルはアブラムシやハダニなどの害虫がつきやすいです。早めに見つけて捕殺するか、被害が多い場合は茎や葉ごと切り取ると良いでしょう。水やりの際に葉水を与えることでハダニの予防になります。

6月以降はバッタが良く現れ葉をかじります。気が付くと穴だらけに。地植えでは防虫ネットをかけるのもよいです。

茎の高さが30㎝くらいになったら収穫の目安。上部の柔らかい葉から順に収穫していきます。この時葉っぱのみを収穫するのではなく茎を一緒に(摘芯)収穫するようにしましょう。

また植え付けから2ヶ月もすると花穂ができ花を咲かせます。花が咲くと葉が固くなり風味も薄くなるので花穂ができたら摘み取ってあげます。

9~10月頃まで収穫ができます。

夏野菜とともに収穫したバジル。

冬越し

日本では一年草として扱われるため、冬越しは難しいですが、室内で管理することで多年草として育てることも可能です。寒風に当たると葉が黒ずみ枯れてしまうので注意が必要です。

おわりに

成長が早く比較的育てやすいバジルですが、夏場は害虫被害や思わぬ天候不順で倒れたりもしました。日々の観察や天気予報にも注意しておきたいと思います。

バジルを活用したレシピはさまざまありますが、自家製バジルのジェノベーゼは格別です。

ラベンダーの夏越しガイド。美しい花を来年も楽しむために…

ラベンダーは、その美しい紫の花と心地よい香りで、多くの庭を彩る人気のハーブです。しかし、ラベンダーは高温多湿な日本の夏を乗り越えるのが少し苦手です。今回は、ラベンダーが暑い夏を無事に乗り越えるためのポイントと具体的な対策をご紹介します。

6月に開花したラベンダーグロッソ

1. ラベンダーの特性と夏の課題


ラベンダーは地中海原産のハーブで、乾燥した環境を好みます。そのため、日本の高温多湿な夏はラベンダーにとって試練の季節です。適切なケアを行わないと、根腐れや病気のリスクが高まります。

 

 2. 水やりのポイント


ラベンダーは過湿に弱いため、水やりには注意が必要です。

頻度

鉢植えでは雨の当たらない軒下等に移動させます。表土が完全に乾いたら水を与えるようにしましょう。


方法

根元に直接水を与え、葉にかからないようにします。葉に水がかかると病気の原因になることがあります。
朝の涼しい時間帯に水をやることで、水分が十分に吸収され、蒸発を防ぐことができます。

 

3. 風通しの確保


ラベンダーは風通しの良い環境を好みます。

剪定後のラベンダー
剪定

開花したラベンダーを収穫し、株の半分くらいの位置(必ず新芽の上)で剪定しましょう。剪定することでラベンダーの風通しを改善することができます。


間隔を空けて植える

植物同士の間隔を適度に空けて植えることで、風が通りやすくなります。

鉢植えの場合

鉢を高台に置いたり、風通しの良い場所に移動させたりします。

 

4. 適度な日陰を提供


直射日光が強い日中は、適度な日陰を提供してあげると良いです。

遮光ネット

遮光ネットを使用して、強い日差しを和らげます。
鉢植えの場合は日中の時間帯は日陰になる場所へ移動するとよいです。タープなどを用いるのも良いでしょう。

5. 土壌の管理


水はけの良い土壌を維持することが重要です。

鉢植えの場合は、土に砂やパーライトを混ぜて排水性を高めます。


マルチング

 有機マルチング材(例:バークチップなど)を使用して、土の温度を調整し、蒸発を防ぎます。また、マルチングをすることで降雨の際に起きる泥ハネも予防できます。

私は防草シートをマルチング材として活用。

 6. 病害虫対策


高温多湿な環境は病害虫の発生リスクを高めます。

定期的なチェック

葉や茎に異常がないか定期的にチェックし、早期に対処します。

まとめ


ラベンダーが夏を無事に乗り越えるためには、適切な水やり、風通しの確保、日陰の提供、土壌管理、病害虫対策が重要です。ポイントを押さえれば、元気に夏を乗り越え、来年も美しい花を咲かせてくれるでしょう。

納屋を解体工事しました。

 

敷地内にある納屋の解体工事をしました。

元々は昭和の半ば頃まで亡き祖父母が住んでいた住宅でかつては養蚕をしていたり、納屋としては大工道具(祖父は大工でした)や材木の置き場所として利用していました。

今回解体工事を決断した理由としては、老朽化が進行して屋根や床が腐り雨漏りもひどく、いつ瓦屋根が落ちてくるかわからない状態でした。

さすがにここを改修して住もうという気にはなれず解体を決意しました。

建坪52坪の納屋。左側の建物は母屋。

解体業者を選定

個人での解体は到底厳しいので、やはりプロに任せたいところ。たまたま同級生が解体業者の社長をしており、電話してみることに。

30年ぶりくらいに再会した同級生は、せっせと建物を確認。

見たこともないレーザー光線を放つ機械で建物の寸法を確認し、建物内の残置物を確認したうえで見積書を作成してもらいました。

その後、工事日を設定してもらいました。

複数の業者に見積もり依頼しても良かったのですが昔の馴染みでもあり一社で決めました。

解体工事までにしたこと。

業者からは、「電線だけは切っておいてね」と告げられ、ここも電気関係の方に来てもらい家屋に入る電線をカットしてもらいました。

汲み取り式のトイレも清掃業者さんに汲み取ってもらいました。

家屋内に残る残置物も当時のまま、というか物置小屋と化していたのであらかじめ必要な物と不要な物を仕分け作業をしました。

金属類やケーブル類、かつて使用していた電動工具などは産廃業者に引き渡したり、紙類とくに段ボールなども多量にあったので自分達で処分できるものは市のクリーンセンターに軽トラックを往復させました。

廃棄が困難な家具類や粗大ごみ、特に一番多かった材木は解体業者に廃棄依頼することにしました。

解体工事開始

「だいたい10日くらいを見といてね。」と言われました。

解体なんて初めてなのでどう進行していくのかわくわくしながら初日を迎えました。

家屋の周囲にはパイプで足場が組まれ、白いビニールで覆われました。

いきなり解体が始まるわけではなく、残った残置物の回収からスタート。

使わなくなったテレビやガラス、アルミサッシ、他にもいろいろなものが分別していきます。

 

解体初日

解体2日目

初日は分別作業で終わりました。常時4~5人で作業されていました。

室内には材木だけが残り2日目からは屋根瓦を落としていきます。瓦も相当あったのですが手慣れた作業員たちはあっという間に瓦をトラックに落とし込んでいきます。

屋根に上り直接トラックに瓦を落としていく。

解体3日目以降

瓦がすべて取り払われるといよいよ重機の出番。納屋を崩して、廃材をトラックに載せるを繰り返していきます。重機を巧みに操る同級生。廃材は極力小さくしてトラックに満載してくれます。トラックの往復が多くなるとそれだけ手間もかかるのでそこはさすがにプロ。

作業員が役割分担しトラック上で廃棄物をさらに細かくしていきます。

5日目まででほとんど納屋は解体されました。

徐々に解体されていく納屋

解体6日目

建物の解体は終了し、基礎の解体になります。

ここも重機での作業が続きます。ひたすらコンクリートを解体していきます。

ちなみに作業日はほとんど雨でした。ここまで来ると終わりが見えてきますね。

ちなみにこの穴倉は深さが3mくらいあり梯子がないと登れません。

落ちたら大変です。

全てを撤去したのち、重機で土地を踏み固めてくれました。

基礎の解体。食料保存に使っていた穴倉?

作業終了

7日間の作業が終了し見事更地となりました。

ここにはビニールハウスなどの作業場を建てたいと考えています。

土地が若干斜めなのでまずは土を入れて平らに馴らしてからかな。

更地に。奥の建物は比較的新しい納屋なので温存。

おわりに

前々から解体を考えていたのでようやく一安心。なかなか味わえない経験でした。

今後の活用はもう少し考えてから決めたいと思います。

 

ローズマリーで垣根を作ってみた。

私が挑戦しているガーデニングプロジェクトについてお話ししたいと思います。それは、ローズマリーを使って美しい垣根を作ること。

ローズマリーはその香りと美しい緑色の葉で知られていますが、実は垣根としても最適なハーブなのです。ここでは、その過程と必要なステップについて詳しく説明します。

6月の様子

 植え付けの準備

まず最初に、垣根を作る場所を選び。ローズマリーは日当たりの良い場所を好むため、基本的には日当たりの良い場所としました。垣根であるのでハーブガーデンをぐるっと囲むように植え付けます。この植え付ける株はあらかじめ挿し木で育てた苗を使用していきます。

また、土壌の準備も重要です。ローズマリーは排水性の良い土壌を好むため、排水性のよい腐葉土を鋤き込んで植えます。肥料は少なめにしていきます。

 

 

ローズマリーの選定


次に、垣根に適したローズマリーの品種を選びました。私は、成長が速く、密集して育つローズマリーセイレムという品種を選びました。この品種は、緑色の葉と香り高く耐寒性にも優れている点で選びました。

 

植え付け


ローズマリーの苗を等間隔に植え付けました。植え付けの間隔は約60㎝にしました。立性のローズマリーですが生育期には横へのボリュームも出てきます。なるべく縦に伸ばせるように脇枝は適宜剪定していこうと思います。

垣根を植える場所。

水やりとメンテナンス

植え付け後は、根が定着するまでしばらくの間、定期的に水やりをしました。しかし、ローズマリーは乾燥に強い植物なので、根がしっかりと定着した後は、水やりの頻度を減らしました。その後は降雨のみでの管理としています。また、垣根が形を保つために、定期的に剪定を行いました。

 

成長と成果


植え付けから2年が経ち、ローズマリーの垣根は見事に成長しました。香り高い葉が庭を囲んでくれるまでに成長してくれています。しかし不意に枯れることもあるのでその時は新たな挿し木株を植え付けようと思います。

 

結論

垣根を作ることで一段とハーブガーデンさが増しました。植えたローズマリーは100本以上。北側への植え付けは住宅があり日陰となるため東西南と植えました。耐寒性の高い品種で冬枯れも最小にできました。今後の成長を見守っていきたいと思います。

ハーブと高温多湿

ハーブを育てていると様々な書籍を見たり、ネットでの情報を検索したりします。その中で「高温多湿が苦手」などの文言を見かけます。

高温多湿って一体何?高温多湿になるとどうなるの?

私がハーブを育てはじめた当初に直面したことを交えて高温多湿下のハーブの状況について綴っていきたいと思います。

高温多湿とは?

気温が30℃以上、湿度70%以上の状態を指します。

我が国では梅雨時期がそれに該当します。秋も長雨シーズンがありますがやはり高温多湿環境になると思われます。

私の住む関東地方では例年6月の中旬くらいには梅雨宣言が出るのでその前後から雨が続くことになります。

じめじめして過ごしにくい時期です。

高温多湿が苦手なラベンダー

葉が密集すると蒸れを起こす。

葉が密集すると空気の流れが妨げる原因にもなり湿気がこもってしまいます。

この高湿度の環境は葉が正常に呼吸や水分の調節が行えなくなりそこから細菌やカビが繁殖し葉が弱ってしまい腐ったりします。

特に春先からの成長期で葉が生い茂り、風通しも悪化していくことにもなるのです。

開花したラベンダー。葉は密集している。

梅雨前には剪定を

ラベンダー以外にもローズマリーやタイム、レモンバームなどヨーロッパ原産のハーブでは冬に強い反面、高温多湿の環境には弱い側面があります。

イングリッシュラベンダーやラバンディンラベンダーでは6月に開花を迎えることになります。高温多湿という環境に加え、開花(開花や種に栄養を注ぐので株が弱りやすい)という非常にデリケートな状況になります。

夏を越すためには花を収穫しつつ全体の剪定もしておきたいところです。

花後に剪定したラベンダー

おわりに

今後雨の予報が増えてきました。本格的な梅雨時期に備えて剪定の作業が忙しくなりそうです。5/30現在ではまだこれから咲こうとしているラベンダーグロッソもあるので、タイミングをみて収穫、剪定をしていきたいと思います。