ローズマリー栽培の魅力

好きなハーブは何ですか?と尋ねると「ローズマリー」という声が多く、ハーブの定番と言える植物です。

初めてハーブを栽培するなら、まずローズマリーをお勧めします。

ローズマリーってどんな植物?

ローズマリーはヨーロッパ原産のシソ科多年性常緑低木です。「低木」なので分類としては樹木となります。また、常緑性なので冬でも基本的には青々とした葉を茂らせますので年間を通して収穫が可能です。耐寒性も高く露地での冬越しも可能ですが、品種によっても耐寒性はまちまちなので耐えられないものも中にはあります。

立性、ほふく性、半ほふく性など品種によって成長の仕方に違いがあるのも特徴です。

 

魅力①栽培のしやすさ

ホームセンターや園芸店のハーブコーナーに苗が置いてあるので手に入れやすい植物です。地植え、鉢植えともに水はけの良い土を好み、肥料過多に注意し育てます。春秋はよく成長しますが夏の高温多湿は好まないので、梅雨前に風通しを良くしてあげます。お庭のアクセントにもなり比較的旺盛に成長するハーブです。

 

魅力②香りの良さ

ローズマリーの葉には特有の香りがあります。カンファーやシネオールと言われる成分によるものです。人間にとっては爽快感を感じる香りですが、害虫にとっては苦手な香りのようです。蚊やハエ、蛾、ダニ、ノミへの虫除け効果があると言われています。

また、ローズマリーの香りは集中力をアップさせる効果もあります。

 

魅力③多目的に活用できる

ローズマリーは肉の臭い消しや香り付けやオイルとして、ハーブティーとして料理や飲用に使用できます。フレッシュのままでも乾燥させても良いです。

アルコールを注入しチンキ剤としても、さらにはそのチンキ剤をワセリンと融合させてバームも作れます。私も作りましたが仄かなローズマリーの香りはとても癒される気持ちになります。他にもポプリや消臭剤としてもローズマリーは活用できます。

 

ローズマリーは常緑のまま四季を過ごすので観賞用としても最適です。小さな花をオフシーズンに咲かせたりもします。