カモミールというといくつか種類があります。ここでいうカモミールは一年草のジャーマンカモミールについてですが、ローマンカモミールという草姿や用途も酷似しているが多年生のカモミールも存在します。
ほかにもダイヤーズカモミールという染料に使われるものもあります。
ジャーマンカモミールは冬に強い。
秋に種を蒔き、冬に入る前に植え付けをしました。ジャーマンカモミールの耐寒温度は
-15℃とも言われています。私の住む埼玉県では特に対策せず霜や寒風にさらされても枯れることなく冬越しをしてくれます。
さらに言えば、こぼれ種のカモミール達が畑に無数に出ていますが、小さな株であっても寒さにやられずに春を迎えています。冬の間は目立った成長はありません。
生育温度は?
ジャーマンカモミールの生育に適した気温は15℃~25℃。
3月以降気温が上昇し徐々にカモミールが成長をし始めました。
冬季は葉を地面に接触している姿で休眠し、気温上昇とともに葉を立てています。
秋蒔きであれば4月後半には開花をしてくれます。
冬に強いハーブでありますが、高温多湿には弱く夏越しのほうが困難となります。
個人的には春の種まきより秋に種を蒔き翌年開花をおすすめします。
無限栽培とは?
ジャーマンカモミールを育てていると、こぼれ種から無数に発芽をしてくれます。
5月頃に開花をすると6月中には種がこぼれ落ち、株元に小さな苗が出ているのがわかります。前述の通り夏には弱いハーブなので夏を越せないものが殆どですが、秋の落ち着いた時期に出てくる苗はそのまま冬を越し、また春に開花をするのです。
なので、種まきをしなくてもこぼれ種で栽培を楽しむことができるのです。
交雑したこぼれ種カモミールは、香りが弱くなるとも言われています。