ミントの栽培と注意点

シソ科多年草のハーブ。ミントは数百種類の品種が存在すると言われます。

スーッとしたメントールの香りは他のハーブでは感じることができない爽快感です。生育旺盛で育てやすく収穫して料理の付け合わせやハーブティーとして活用できる定番のハーブです。

ミントの効果

ミントのスーッとした香りは脳の働きを高め眠気覚ましや集中力を高めたいときに最適です。消化の促進や抗酸化作用、口臭予防、ストレスの緩和を図ることができます。

また、害虫忌避効果もあると言われております。

ミントに害虫が寄らないのか?というとそういう事はなくハダニやバッタなどの害虫に食害されることがあります。

ミントはどこで購入できる?

ミントは苗で購入できます。ホームセンターや園芸店のハーブコーナーに陳列されています。ミントにはスペアミント、ペパーミントといった代表的な品種をはじめ、アップルミント、パイナップルミント、モヒートミントなどの品種が数多く存在します。

種からでも育てられますが、苗のほうが収穫までの期間は短くなるので苗からのほうが育てやすいかもしれません。

斑入りのパイナップルミント

ミントは鉢植え?地植え?

旺盛な繁殖力を持つミントは根を張る勢いと、匍匐茎(ランナー)を地上または地中に這わします。ランナーからは新たな茎を延ばし勢力を拡大していきます。

地植えにすると一面ミントで覆いつくされるほどの繁殖力を持ちます。

なので、鉢で育てることをお勧めします。

一旦増えてしまうと駆除も大変です。数センチのランナーが残っているだけでもミントは復活し増殖するくらい強いのです。

また、鉢植えでもランナーが成長し鉢から飛び出し地面に接触すると根付くこともあります。直接地面に鉢を置いてしまうと知らぬ間にミントが拡がってしまうこともあるので注意が必要です。

地面に根付いてしまう可能性がある。

こぼれ種でも増えます。

ミントも開花しやがては種を落とします。ミントの開花期は7~9月頃にかけて咲かせます。早めに花を摘むことで種はできなくなります。

地植えミントはどんどん勢力範囲を拡大。

ミントは欠かせないハーブの一つです。繁殖旺盛であることを念頭に置いて栽培していけたらと思います。