限られたスペースでハーブを植えてみる。

お庭のスペースが十分とれない。少しのスペースでハーブ栽培できないものか?

とフォロワーさんからDMをいただきました。

80㎝四方のスペースでローズマリーを主体に、お料理にも使えるハーブを植えてみたいとの事。

いろいろ考察しながら実際に「限られたスペース」にハーブを植えていきたいと思います。

 

実際に限られたスペースを作ってみました。

この場所は今まで何も植えていませんでした。むしろ雑草が生えていたので抜きました。土は硬く、石は除去し、固まった土は砕き、シャベルで耕しました。

ハーブが育てられる環境を確認していきます。

 

ハーブが順調に育つ環境とは?

ハーブと呼ばれる植物の多くは自生しており、やせた土壌でも育つものが多いです。

日当たりを好み、風通しと水はけの良い土を好む性質があります。

(品種によっては水分を好むものもあります。)

まずは植える前に土を作っていきます。

 

水はけと通気性の良い土づくり

前述したように、ガチガチの土ということでまずは土づくりからやっていこうと思います。

培養土(花用)をいれ土を全体的に増やしていきます。

赤玉土大粒を入れ水はけを改善します。

バーク堆肥を入れ土の有機質を補充します。

保水性、通気性改善のためもみ殻燻炭を入れます。

有機肥料は少々加え、酸度調整のため有機石灰を入れます。

しっかり混ぜ込みます。

 

植えるハーブを選ぶ。

パセリ、セージ、ローズマリー、タイムの4種を植えていこうと思います。

ちょうどスカボローフェアに出てくる歌詞のようなハーブ達ですが、

1年を通して収穫できる身近なハーブ達です。

この4つのハーブの共通点としては「多湿を嫌う」という性質が合致します。

苗のハーブは小さいが、成長すると大きくなります。

ちなみに当初はバジルを入れようかと思いましたが、バジルは水分を好む性質のハーブなので今回はパス。なるべく性質の合うハーブを植えることでお互いが順調に生育していきます。

バジルは暑さに強く寒さに弱い。水分を好む性質があります。

 

植えてみました。

ローズマリーは成長すると背が高くなり横へも広がります。

他のハーブの日差しを遮らないように北西の位置に植えました。

限られたスペースに4種は多いかもしれませんが、定期的に収穫、剪定し葉が重ならないように注意していきます。

やはり風通しの確保が課題になりそうです。

 

ハーブは大きく育つ。

今回植えたものは立性ローズマリー、コモンセージ、パセリ、立性タイムです。

這性のものは横に拡大し他のハーブを圧倒してしまうので上へ伸びるタイプのものにしました。

パセリは適宜収穫し、コンパクトに保ちます。

他のハーブも同様になるべくコンパクトに抑えていこうと思います。

成長したときのハーブを想定しながら植え付けを考えるのも面白いです。

 

おわりに

成長するとどうしても手狭になるかもしれません。ローズマリーは特に植え替えを嫌うので、なるべくなら移植は避けたいです。

これからの時期は病害虫の出現や長雨といったハーブには好ましくない時期にもなります。

春の心地よい季節に植え付けをし、夏までに成長させ暑さを乗り切れればと思います。

病害虫対策もしつつです。

ハーブの経過を見守りたいと思います。